JBICアジア・環境ファシリティ(FACE)の実績について(2011年3月で終了)

1.JBICアジア・環境ファシリティ(FACE)とは

JBICの出資及び保証機能を積極的に活用し、民間資金を最大限動員して気候変動緩和対策に資する案件及びアジア向け案件を支援することを目的として、2008年4月に創設したファシリティ*です。
本ファシリティにより、JBICは以下の業務を積極的に行うことで、当該案件の支援及び民間資金の積極的な動員を図って参ります。

  1. 気候変動緩和対策に資する案件として、省エネ・新エネ事業等の分野を対象にしたファンドへの出資、同分野の個別事業への出資及び民間金融機関からの融資に対する保証
  2. アジア向け案件として、アジアにおけるインフラ開発事業等の分野を対象にしたファンドへの出資、同分野の個別事業への出資及び民間金融機関からの融資に対する保証
  1. * ファシリティとは、出資・保証の事業管理上の整理であり、新たな勘定や基金を設けるものではありません。

    2.FACEの対象となる案件(実績)

    FACEが創設された2008年4月以降、JBICが承諾したFACE対象案件は以下の通りです。

      契約調印年月 種類 国名 出資先/借入人(注1) 案件概要 本行承諾額
    1 2008年9月 出資 シンガポール セノコ・パワー・リミッテッド シンガポール最大の電力会社への出資及びリパワリング (注2)
    2 2008年8月 保証 タイ AEON Thana Sinsap (Thailand) Public Company Limited 日系自動二輪車の販売金融事業に充てるための社債発行 10億バーツ
    (約34億円)
    3 2008年8月 保証 フィリピン フィリピン開発銀行 フィリピンのクリーン開発メカニズム(CDM)推進及び現地企業の育成を通じた日系企業のビジネス環境整備支援 40億円
    4 2008年11月 保証 ベトナム Vietracimex Lao Cai Electric Company ベトナムにおけるクリーン開発メカニズム(CDM)推進 44億円
    5 2008年12月 出資 ケイマン China Environment FundⅢ, L.P. 中国における環境・省エネ関連事業 15百万ドル
    6 2008年12月 保証 インドネシア P.T. Central Java Power インドネシアにおける火力発電事業 640億円
    7 2009年2月 保証 中国 中華人民共和国政府 中国における都市交通整備事業 91億円
    8 2009年10月 出資 ケイマン Daiwa Quantum Capital Partners I, L.P. アジアにおける省エネ・環境関連事業等 20百万ドル
    9 2009年12月 出資 ケイマン Challenger Emerging Market Infrastructure Fund,L.P. アジア地域を中心とした新興国におけるインフラ事業 50百万ドル
    10 2010年1月 出資 ケイマン DB Masdar Clean Tech Fund,L.P. 気候変動緩和対策関連事業等 25百万ドル
    11 2010年3月 保証 インドネシア P.T. Paiton Energy インドネシアにおける火力発電事業 約486億円
    12 2010年3月 保証 インドネシア P.T. Cirebon Electric Power インドネシアにおける火力発電事業 約143百万ドル
    13 2010年6月 出資 ケイマン DI Asian Industrial Fund, L.P. ベトナムの成長企業向け投資 10億円
    14 2010年11月 保証 ブラジル サンパウロ州政府 ブラジルにおける地下鉄プロジェクト 約58.5億円
    15 2010年11月 保証 インドネシア PT. Bussan Auto Finance インドネシアにおける二輪車販売金融事業 4,750億ルピア
    (約43億円)
    16 2011年2月 出資 シンガポール Tata Capital Growth Fund Limited Partnership インドの成長企業等向け投資 25百万ドル

    (注1) 最終出資先や保証先を記載しています。

    (注2) 株式取得資金3,650百万シンガポールドルの10%分の一部につき出資を実行。