CO2回収・貯留(CCS)促進に関する国際的な取り組みへの参加について 国際的な組織GCCSI(Global Carbon Capture and Storage Institute)への正式加盟

2009年10月6日
株式会社日本政策金融公庫
国際協力銀行

2008年のG8洞爺湖サミットでは、2010年までに途上国を含む世界全体においてCO2回収・貯留(Carbon Capture and Storage:CCS)のパイロットプロジェクトを20件実施するという目標が掲げられています。この目標の実現のため、オーストラリア政府を中心にCCSプロジェクトを推進する国際的な組織(Global CCS Institute:GCCSI)が設立されました。国際協力銀行(JBIC)は、これまで2009年2月にオーストラリア政府との間で業務協力協定(注)を締結する等、こうした動きを支援していましたが、9月7日、GCCSIに正式に加盟しました。

CCSは、石炭火力発電所や油田、ガス田等から排出されるCO2を回収し、地底や深海底に貯留する技術で、大気中から温暖化ガスを大幅に削減できる新しい気候変動対策の手段として注目されています。その一方、初期投資額が相対的に大きく経済性に課題があること、効果の持続性および環境面への影響についての評価が定まっていない等の理由より、本格実施には至っていません。

そのような背景の下、GCCSIは、CCSパイロットプロジェクト(対象地域は途上国を含む世界全体)の候補の検討および選定や、それに必要な研究開発の支援から広報に至る包括的な業務を行うことによって、CCSの諸問題を段階的に解決しながら、CCSプロジェクトの国際的な展開において中心的な役割を果たしていくことが期待されています。

JBICはGCCSIに対して、資源開発プロジェクトや気候変動対策プロジェクトへの融資等の経験を活かして金融面からの助言を行うことによって、日本企業の総合的なCCSプロジェクトへの参画及び日本企業の技術の活用を推進していきたいと考えています。

JBICは今後も、CCSに関わる国内外の関係機関との連携を深めながら、日本企業によるCCS関連の海外展開支援に努めていきます。

【写真】  7月9日、G8ラクイラ・サミットでGCCSIの正式発足を発表後、
オバマ大統領と握手するラッド首相 
注釈
  1. *1 CO2回収・貯留(CCS)促進に関する国際的な取り組みへの参加について 新しい気候変動対策への取り組みに金融面から貢献(2009年4月16日:お知らせ)を参照。

 

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