ロシア連邦外国貿易銀行向けバンクローンの供与について 本邦からの輸出支援のためのクレジットラインを設定
新聞発表/2001-55
2002年3月7日
2002年3月7日
- 国際協力銀行(総裁:篠沢 恭助)は、3月6日(現地時間)、ロシア連邦モスクワ市において、同国大手商業銀行であるロシア連邦外国貿易銀行(BANK FOR FOREIGN TRADE:略称VTB)との間で総額80億円を限度とするバンクローン*1の貸付契約に調印した。本融資は、東京三菱銀行(幹事行)、北洋銀行およびみちのく銀行との協調融資である。
- 本融資は、日本からロシアへの機械設備等の輸出を支援するためにVTBとの間でクレジットラインを設定したもので、ロシア企業が本邦企業からの中小規模の設備等を購入するための資金を供給するものである。本行は公的機関として、わが国からのプラント輸出を促進するため必要なリスク・テイク機能を果たすとの観点から、同行の信用力を調査の上、ロシア向バンクローンとして初めてロシア政府からの信用保証を求めない形で、クレジットラインを設定するものである。
- ロシアは、98年8月に発生した経済危機を克服し、その後経済情勢は順調に推移してきており、同国経済の持続的発展に向けて老朽化した設備の更新投資需要、更には、新規設備投資需要の高まりが見込まれている。こうした状況下、昨年6月に経団連ミッションがロシアを訪問、日ロ貿易交流活発化の観点から、本行に対する輸出クレジットライン設定の要望が寄せられていた。
- 本融資は、VTBを経由して同国の製造部門に輸出信用を供与することで、本邦企業からの輸出拡大及び日ロ貿易交流の推進に貢献すると共に、同国経済の発展に寄与することが期待される。また91年のソ連崩壊以降、民間金融機関の中長期融資は止まっていたが、本融資を民間金融機関と協調融資することにより、民間金融機関業務の補完機能を発揮することもあわせて期待される。