中国政府とのアンタイドローン貸付契約調印について 「白雲国際空港建設プロジェクト」及び「多品種化学繊維プラント建設プロジェクト」向け融資
新聞発表/2001-2
2001年4月16日
2001年4月16日
- 国際協力銀行(総裁:保田 博)は、広東省広州白雲国際空港有限公司の実施する「白雲国際空港建設プロジェクト」、及び湖北省の多佳公司が実施する「多品種化学繊維プラント建設プロジェクト」に対し、それぞれ438億円、約72億6,000万円を限度とするアンタイドローンの貸付けを行うことを決定し、本日、北京において中国政府との間で貸付契約に調印した。
- 「白雲国際空港建設プロジェクト」に対する融資は、現在の白雲国際空港に代わる新空港(2003年開港予定)を広東省広州市の北西約30kmの地点に建設するための資金を貸付けるものである。1990年代以降の華南経済圏の急速な経済成長に伴い、同経済圏の中心たる広東省では航空需要が急速に伸びており、今後の年間旅客取扱数(98年1,200万人→2005年2,100万人)、取扱貨物量(98年40万トン→2005年80万トン)ともに大幅な拡大が見込まれている。しかしながら、現空港には急増する航空需要に対応する処理能力が無いことから、中国政府は国家重要プロジェクトとしてこの新空港建設を決定している。新空港は北京、上海に次ぐ3大空港の一つとして、中国の沿海地域の輸送・物流の拡大・効率化を通じ同国の経済発展に寄与するものと期待されると同時に、広東省は中国華南経済圏の中心であり、本邦企業が約500社進出するなど我が国との経済関係が強い地域であることから、本邦企業の中国における経済活動や日中間の経済関係の拡大・発展に貢献することが期待される。
- 一方、「多品種化学繊維プラント建設プロジェクト」に対する融資は、湖北省の繊維工業地帯において、高級ポリエステル化繊(ウールライク織物、シルクライク織物等)の一貫生産を行うプラントを建設(2004年12月完成予定)するための資金を貸付けるものである。中国では現在、国内の化学繊維需要が急増しているが、これまでそのほとんどを韓国・台湾等からの輸入に頼ってきている。本プロジェクトは衣料用高級ポリエステル化繊の紡績・染色に関する新技術を海外から導入し、中国国内での一貫生産を実現するものであり、これにより、中国の繊維産業の構造改革等が図られることが期待される。また中国にはアパレルメーカーをはじめとする我が国繊維関連企業が多数(約300社)進出しており、本プロジェクトの実施により新たな生産技術が普及することで、我が国繊維関連企業の対中投資を促進するための環境整備にも寄与するものと期待される。