「インドネシアにおける製造業の競争力―課題と展望」
JBIC Partnership Forum in Asia


【写真】ワークショップの様子  ワークショップの様子 

国際協力銀行(JBIC)は、2008年11月3日、インドネシアのジャカルタで、JBICパートナーシップフォーラム・イン・アジア「インドネシアにおける製造業の競争力―課題と展望」と題するワークショップを開催しました。本ワークショップは、インドネシア大学経済社会研究所(LPEM FEUI)と共同開催したもので、2004年以来毎年続けている知的連携の一環であり、今回が5回目になります。なお、本年は、本ワークショップと翌4日の公開国際セミナー「環境経営と企業競争力―両立は可能か」の二本立てで開催しました。

本ワークショップは、国際東アジア研究センター(本部:北九州市)や東京大学ものづくり経営研究センター、日本自動車研究所(本部:つくば市)などの協力も得て、日本からは、慶応義塾大学大学院経済学研究科の木村福成教授、東京大学大学院経済学研究科/21世紀COEものづくり経営研究センターの天野倫文准教授、国際東アジア研究センターのエリック・D・ラムステッター主席研究員と瀧井貞行主任研究員、高崎経済大学地域政策学部の内田俊博講師、日本自動車研究所の湊清之主席研究員をお招きし、インドネシアの産学官関係者約50人にご参加いただきました。

ワークショップは、LPEMハティブ・バスリ所長の開会の辞、JBIC国際経営企画部国際調査室長の丸上貴司による歓迎の辞で開会し、以下の4セッションが行われました。

  • 第1&2セッション:“Status of Indonesian manufacturing industries from the global and regional perspectives”
  • 第3セッション:“Comparative performance assessment from management perspectives”
  • 第4セッション:“Sustainability management and industrial competitiveness”

 

これらのセッションでは、インドネシアの自動車・電機産業に特に焦点を絞り、他国との比較や経営学的観点から地場製造業の基盤拡充のための方策について日・イ両国の参加者が活発に議論を行いました。

LPEMのアリアント・パトゥンル研究部長とJBIC国際経営企画部国際調査室審議役(当時)の西沢利郎は、ワークショップ総括のなかで、欧米に端を発した金融危機の波及が懸念されるなか、インドネシアの製造業の国際競争力を維持・向上させ、雇用を創出するとの中長期的な政策目標を達成するためにも、金融システムの機能不全を回避する方策が必要であることなどを確認しました。また、長期的な観点からは、環境や資源制約の問題への取り組みが益々重要になるため、持続可能で国際競争力のある産業育成のためには、環境経営の導入・定着が必要であるとの認識が共有されました。

JBICは、開発途上国と日本の双方にとって重要なさまざまなテーマを取り上げ、産学官関係者との具体的な議論から政策提言等を導き出し、同時に本行業務への示唆を得ることを目指し、今回のワークショップのような活動に地道に取り組んでいきます。

 

当日配布資料

関連情報
  • 国際シンポジウム「アジアの競争力拡充のための域内連携促進」(インドネシア)
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