「アジア-ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)貿易投資フォーラム」開催


 【写真】会場の様子
会場の様子

 国際協力銀行(JBIC)は、2008年10月30日、31日、米州開発銀行(IDB)と共催で「アジア-ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)貿易投資フォーラム」(後援:財務省、外務省、経済産業省、(独)国際協力機構、(独)日本貿易振興機構、(社)日本経済団体連合会、日本商工会議所、東京商工会議所、(財)海外投融資情報財団、(財)国際金融情報センター)を開催しました。

 このフォーラムは、1)LACの実業界に、急成長を続けるアジア諸国の可能性とその方向性についてより深く知ってもらうこと、2)アジアの企業に、LACにおけるビジネスチャンスについてさらに気づいていただくための橋渡しとなること、を目的として開催したものです。

アジアとLACの連携強化を

 フォーラム初日、竹下亘 財務副大臣に続いて挨拶に立ったJBIC経営責任者渡辺博史は、「LACは世界人口の8%を占め、2007年度のGDPは日本・中国を除いたアジア全体の約1.4倍、一人当たりでは2倍の水準にあり、豊富な資源と広大な土地を有するLAC地域とアジア地域間の貿易・投資拡大のポテンシャルは極めて大きい」とし、「今後、LAC-アジアの各国、各地域、各機関それぞれの間での協調および連携の強化が益々重要になる」と述べました。

 この後、「アジアとLACとの貿易投資関係に関する今後の展望」と題し、アントニ・エステバデオルダルIDB地域統合・貿易局長をモデレーターに、カルメン・ヒセラ・ヴェルガラ パナマ貿易産業大臣、JBIC経営責任者の渡辺がパネルディスカッションを行いました。この中でJBIC経営責任者の渡辺は、現在の世界経済の特徴を、Two Lows(不動産の低価格と国際的低金利)とTwo Highs(資源価格の高騰と同期性の高さ)の存在により説明。輸送コストの上昇により陸上輸送の電力依存度が上昇し、同時に生産拠点が製品消費地から原材料生産地に移転する傾向が進んでいるので、資源の豊富な中南米地域が生産拠点としても今後重要性が増していく、と示唆しました。

JBICの支援例を紹介

 【写真】パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

 また、30日午後行われたパネルディスカッション「持続可能なエネルギーと気候変動」には、JBIC環境ビジネス支援室長本郷尚がパネリストとして参加。「洞爺湖G8サミットで2050年までに温室効果ガスの排出量を半減することが確認され、エネルギー効率の改善と再生可能エネルギーの活用促進の必要性が高まっている」と述べ、JBICの支援例として、ブルガリアにおける日本企業投資による風力発電設備納入案件について説明。JBICが投資資金を融資し、見返りに風力発電によって節約された二酸化炭素を排出権に変換した上で、日本カーボンファイナンス株式会社(JCF)に、この排出権を売却するケースを紹介しました。

 JBICは、今後も、日本およびその他のアジア諸国とLAC地域諸国の両地域間のより一層のビジネスパートナーシップ強化に努めていく考えです。

当日の資料

ご参考

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