メキシコ合衆国政府と第6回政策対話年次会合を開催
輸出拠点としてのメキシコの重要性を再確認




株式会社国際協力銀行(JBIC)は、2017年5月10日、東京JBIC本店において、メキシコ政府との間で第6回政策対話年次会合を開催しました。

本件は、2011年2月22日にJBICがメキシコ大蔵省及びメキシコ貿易投資促進機関(ProMéxico)との間で締結した定期協議会の枠組みに係る覚書*1に基づく第6回目の年次会合となります。

今回の会合には、JBICからは、近藤総裁、内藤インフラ・環境ファイナンス部門長、木村産業ファイナンス部門長他が出席。メキシコ政府からは、大蔵省ルビオ次官、ProMéxicoカレーニョ総裁、メキシコ外国貿易銀行(Banco Nacional de Comercio Exterior, S.N.C、略称:Bancomext)ゴンサレス総裁他が出席し、メキシコを取り巻く経済・貿易環境の変化や、その中におけるメキシコの今後の展望、JBICがなしうる協力などについて議論を行いました。

メキシコ側からは、米国トランプ政権の貿易政策や移民政策がメキシコに及ぼす影響、これに対するメキシコ政府の対応方針について説明がありました。また、日本及び日本企業はメキシコにとって重要なパートナーであり今後もメキシコ向けの投資を期待していること、その促進のために必要な環境整備を行う方針であることが表明されました。更に、メキシコ政府が現在進めているエネルギー改革においても、日本企業による協力への期待が示されました。

これに対してJBICからは、メキシコが米州地域各国への生産・輸出拠点(ゲートウェイ)として機能する可能性についての議論を提起しました。また現在、メキシコに進出している日本企業が抱える不安や、メキシコが輸出拠点となるにあたって克服すべき課題等についても提示し、これらへの対応につきJBICも協力していく旨を表明しました。

また、このような協力の一環として、今回の年次会合の機会を捉えて、JBICはBancomextとの間で、メキシコに進出している日系企業の輸出・投資等の拡大に向けた協力を目的とした業務協力協定を締結しました。Bancomextはメキシコの外国貿易促進や国家開発計画の実現を目的とする政府系金融機関です。JBICとBancomextは1980年代以降、日本からメキシコ向けの機器輸出や同国における産業投資、輸出振興、環境案件等に対する融資を通じて緊密な協力関係を築いてきました。本協定はこうした両行の協力関係を更に深化させるものです。

JBICは、今回の年次会合及び業務協力協定の締結を踏まえ、今後もメキシコの産業発展へ貢献するとともに日本企業の新規ビジネス機会の拡大を支援すべく、引き続きメキシコの関係省庁及び政府機関等との間で具体的なプロジェクトの形成・推進に向けた協議を進めていきます。

注釈
  1. *1 詳細については2011年2月23日付プレスリリースをご参照下さい。
ページの先頭へ