2007年4月号存在感増すイスラム金融
オイルダラーのアジア市場への還流が始動/中東諸国との関係強化
イスラム金融が注目を集めています。近年の原油価格の高騰によりオイルダラーが急増しているため、世界でイスラム金融による運用資産は4,000億ドルに達するとも言われています。イスラム金融は「シャリーア」と呼ばれるイスラム法に適合した形での新たな金融手法で、その活躍の場をイスラム圏から広く国際金融市場へと急速に拡大させています。
日本の取組みの一環として、国際協力銀行(JBIC)は、イスラム金融の調査・情報収集、具体的なオイルダラー還流スキームの検討、およびイスラム金融との協調融資の促進など、多面的な活動を展開しています。日本がイニシアティブを発揮し、アジア市場へのオイルダラーの還流を促すことで、アジア地域の経済発展、ひいては日本企業の国際競争力強化につながります。