海外ビジネス支援
海外におけるビジネス展開――。現在多くの日本企業が、海外での貿易取引や投資活動を活発に行っている。新たな生産拠点を築き現地生産を進め、競争力のある商品をつくり、海外の市場を確保するために、海外に事業活動の場を広げている。
しかし、海外事業展開を行うにあたって、日本企業は進出する地域・国に特有の政治・経済等の各種リスクに直面することとなる。また、電力、交通などのビジネスを行ううえで不可欠なインフラ整備が進んでいないことや法制等制度面での不備が、日本企業の海外展開への障害となっているケースも多く見られる。
そうした中でJBICは、前身である日本輸出入銀行時代から、日本企業の開発途上国との貿易取引や、開発途上国への直接投資を金融面から直接支援してきたと共に、事業展開に必要なインフラ整備を通じて、間接的に支援してきた。政府系金融機関としてのネットワークと政府ベースでの関係を活かし、蓄積されたノウハウを広く提供しながら、日本企業の海外ビジネスを支援している。
成功のカギを握る投資環境整備
~日本企業の海外ビジネスを側面から支援~

日本企業が海外に進出しようとしても現地の投資・ビジネス環境が整っていないと事業は成功しない。まず重要なのは相手国・地域のインフラだ。道路網、通信網、電気、水道、港湾整備等の基本的なハード面の整備が不可欠だ。日本企業の海外でのビジネスを直接・間接に支援する JBICとしてはこの分野においても積極的に活動している。インフラ整備は投資誘致目的のみならず、現地の経済発展の礎となるものであり、相手国政府や現地企業との信頼関係に基づいて官民共同で進めていくことになる。
例えば、原油の約7割を中東諸国からの輸入に頼っている日本にとって、中東諸国の政治・経済動向の安定化やこれら諸国との関係強化は、ますます重要な課題である。中東地域でJBICがかかわる事例をいくつか見てみよう。
日本の中堅・中小企業の優れた技術力を世界へ
~情報と金融で中小企業をサポート~

日本の中堅・中小企業の優れた技術力は、世界的にも評価が高い。だが、海外展開を行うにあたっての海外投資環境や金融面の情報は十分とはいえないケースも多い。このトピックでは、中堅・中小企業の海外展開を支援するJBICの取り組みと、JBICの支援を一助として国際舞台で活躍する日本の中堅・中小企業の事例を紹介する。
【Quarterly Highlights】