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サウジアラビア・ジュベイル製油所向けバイヤーズ・クレジットの供与
産油国における大型石油精製プロジェクトに参画する日本企業を支援

  • 地域: 中東
  • 一般機械・設備
  • 輸出金融
  • プロジェクトファイナンス
報道発表/2010-18
2010年6月25日
  1. 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、24日、サウジアラビア王国法人SAUDI ARAMCO TOTAL Refining and Petrochemical Company(以下「SATORP」)との間で、総額約400百万米ドルを限度とするプロジェクトファイナンス・ベース*2のバイヤーズ・クレジット*3の融資契約に調印しました。本融資は、JBICと民間金融機関(株式会社みずほコーポレート銀行(幹事行)、株式会社三菱東京UFJ銀行、及び株式会社三井住友銀行)との協調融資により実施され、民間金融機関融資部分には独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による貿易代金貸付保険が付与されます。また、本プロジェクトに対しては、本融資以外に、フランス貿易保険会社(COFACE)、韓国輸出入銀行(KEXIM)、韓国輸出保険公社(KEIC)、サウジアラビアの公的投資基金(PIF)等の他国の公的機関による支援の他、民間金融機関のみによるシンジケート・ローン、イスラム金融、現地通貨建て融資等も供与されます。
     
  2. 本プロジェクトはSaudi Arabian Oil Company(サウジアラムコ)、及び仏法人Total S.A.(トタール)が出資するSATORPが、サウジアラビア東岸のアル・ジュベイル工業都市内に原油処理量40万バレル/日の輸出用製油所を建設・操業し、重質油を原料にディーゼルを中心とする高付加価値の石油精製品及び化学品を生産し、欧米を中心に販売するものです。JBICはこのうち千代田化工建設株式会社が参画する共同事業体が受注したディレイド・コーカー(重質油分解設備)にかかる建設資金に加え、株式会社IHI、株式会社荏原エリオット、株式会社神戸製鋼所、及び日立造船株式会社の日本企業各社による受注設備にかかる建設資金をSATORPに対し融資します。
     
  3. 本プロジェクトは、原油輸出に偏重する産業構造の転換を図るサウジアラビアにて、高度化された精製設備による高付加価値の石油精製品を大量生産し輸出するという、同国の産業政策において重要な位置を占めるプロジェクトです。JBICとしては、同プロジェクトへの日本製のプラント、機器類の輸出を金融面で支援すると共に、同国経済の発展にも寄与せんとするものです。
     
  4. JBICはプロジェクトファイナンスの豊富な経験を生かし、日本の公的機関として他国の公的機関と共に案件検討の初期から参画し、円滑なファイナンス組成に貢献して参りました。中東・アフリカ諸国における日本企業の輸出機会創出のため、JBICは今後も日本の公的機関としての知見、リスクテイク機能を活用し、様々な金融手法により日本企業の海外における活動を金融面から支援していく方針です。  
注釈
  1. *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
  2. *2 プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュ・フローに限定し、プロジェクトの現地資産等のみを担保として徴求する融資スキームのこと。
  3. *3 バイヤーズ・クレジットとは、外国の輸入者が日本企業から機械設備等を輸入するための資金を、JBICより外国の輸入者に直接融資する形態。
  4.  

 

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