- 地域: ヨーロッパ
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年1月29日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「円高対応緊急ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)、株式会社三井住友銀行(以下「SMBC」)及び株式会社みずほコーポレート銀行(以下「MHCB」)との間で、豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)によるフランスの大手商社CFAO S.A.(以下「CFAO社」)の買収資金の一部に係る融資契約を締結しました。
- 本件は、JBICが、2011年10月にBTMU、SMBC及びMHCBとの間で夫々締結したM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各金融機関を通じて、豊田通商によるCFAO社の買収資金(買収総額約2,260百万ユーロ)の一部を融資するものです。
- 豊田通商は、アフリカを重点地域の一つと位置付け、自動車販売を含む各種事業を南東アフリカ地域を中心に展開してきましたが、北西アフリカ地域を中心に豊田通商の事業と親和性の高い事業ポートフォーリオ(自動車・医薬品・消費財)を有するCFAO社を買収して子会社化することで、より広範な地域での事業基盤の強化を企図しています。
- 本融資は、本クレジットラインの下、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関経由で迅速且つ機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
- JBICは今後とも、民間金融機関と連携しつつ、円高対応緊急ファシリティを通じた海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2011年9月22日付お知らせ、2012年8月31日付お知らせ及び2012年12月5日付お知らせをご参照下さい。