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カナダシェールガス権益取得・開発に対する資源金融供与
円高対応緊急ファシリティに基づく初の現地通貨建融資

  • 地域: 北米
  • 資源
  • 投資金融
報道発表/2012-32
2012年8月13日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田碩)は、本日、三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)が出資するカナダ法人Cutbank Dawson Gas Resources Ltd.(以下「CDGR社」)との間で、融資金額650百万カナダドル限度(JBIC分)の貸付契約に調印しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行及び株式会社みずほコーポレート銀行との協調融資です。なお、本件は、JBICの「円高対応緊急ファシリティ」*1の下での資源・エネルギーの確保・開発の促進に係る案件であると共に、同ファシリティの下でのJBICによる初の現地通貨(カナダドル)建融資案件となります。
     
  2. 本件は、三菱商事がCDGR社を通じ、カナダ最大手の天然ガス事業会社Encana Corporationより、同国ブリティッシュコロンビア州モントニー地域のシェールガス鉱区権益の40%を取得し、シェールガスを開発・生産するために必要な資金を融資するものです。
     
  3. カナダは膨大なシェールガス埋蔵量を有すると見られており、アジア・太平洋市場に対する新たな天然ガス供給国として高い潜在力を有しています。三菱商事が本事業への参画を通じて、北米ガス市場においてガス権益を確保することは、ガス供給源の多様化やアジアの液化天然ガス(LNG)市場の需給緩和を通じて、日本のエネルギー安全保障にも貢献するものです。
     
  4. また、三菱商事は、本プロジェクトや別途同社が参画しているカナダのコルドバ堆積盆地シェールガス開発プロジェクト*2で生産される天然ガスを原料として、カナダ西岸ブリティッシュコロンビア州に建設予定のLNG基地にてLNG化し、日本を含むアジア地域へ輸出することを計画しています。本プロジェクトは、シェールガスのLNG化を通じて、日本から比較的近距離で政治的にも安定しているカナダを新たなLNG供給源とし、日本のLNG調達先の多様化に資することが期待されています。
     
  5. JBICは今後も、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業による天然ガスや原油などの権益取得や開発を積極的に支援し、日本のエネルギー安全保障に貢献していく所存です。
注釈
  1. *1 2011年9月22日付お知らせをご参照下さい。
  2. *2 JBICは2011年4月、三菱商事及び日本の電力・ガス3社他が出資するカナダ現地法人がカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州コルドバ堆積盆地シェールガス権益取得・開発プロジェクトへの参画に必要な資金を融資しています。詳細は、2011年5月9日付プレスリリースをご参照下さい。

 

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