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チリ共和国シエラゴルダ銅鉱山開発事業に対する資源金融供与
日本企業による海外大型銅鉱山開発事業を支援

  • 地域: 中南米
  • 資源
  • 投資金融
報道発表/2012-38
2012年8月24日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田碩)は、今般、住友商事株式会社(以下「住商」)及び住商が100%出資するオランダ王国法人SC Sierra Gorda Finance BV(以下「SC-SGF」)との間で、それぞれ融資金額130百万米ドル(JBIC分)及び同84百万米ドル限度(JBIC分)の貸付契約に調印致しました*1。上記融資はいずれも民間金融機関との協調融資によるもので、JBICの「円高対応緊急ファシリティ」*2の下での資源・エネルギーの確保・開発の促進に係る案件となります。
     
  2. 本件は、住商が住友金属鉱山株式会社と共に、カナダ法人KGHM International Ltd.(旧Quadra FNX Mining Ltd.)より、チリ共和国第II州にあるシエラゴルダ銅鉱山開発プロジェクトの実施主体である同国法人Sierra Gorda SCMの株式を取得するために必要な資金を住商に、また、同鉱山の開発に必要な長期資金をSC-SGFに対して融資するものです。なお、JBICは、2012年3月に本プロジェクトに対し、プロジェクトファイナンスによる貸付契約を調印しています*3
     
  3. 銅は、電線、電気電子機器、自動車、建材等の幅広い用途で使用され、日本の産業にとって必須の金属資源ですが、今後、中国やインド等を中心とする新興国でのインフラ需要の拡大やハイブリッド車・電気自動車の普及拡大*4に伴って、世界的な需要増加が見込まれています。日本は銅地金の原料である銅精鉱の全量を、チリ共和国をはじめとする海外からの輸入に依存していることから、日本企業による銅鉱山会社への出資を通じて長期安定的に銅資源を確保することが喫緊の課題となっています。
     
  4. 本プロジェクトでは、日本の年間銅精鉱需要(2010年末時点の銅純分ベース*5で128万トン)の約8.6%に相当する銅精鉱(銅純分ベースで11万トン)が日本の国内製錬所に供給される予定です。本プロジェクトは、日本企業の海外での鉱山開発・操業を通じた経験の蓄積等の観点からも、日本の中長期的な鉱物資源確保にとって意義の高いものです。
     
  5. JBICは、今後も、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、重要資源の開発・取得の促進を金融面から支援する方針です。
注釈
  1. *1 JBICとSC-SGFとの貸付契約は2012年8月15日に締結済みでありましたが、本日、住商との間の貸付契約を締結したことからこれらを合わせてプレスリリースを行ったものです。
  2. *2 2011年9月22日付お知らせをご参照下さい。
  3. *3 2012年3月9日付プレスリリースをご参照下さい。
  4. *4 ハイブリッド車及び電気自動車は、同タイプの従来型エンジン車と比較して2倍~3倍の銅を必要とすると言われています。
  5. *5 銅精鉱に含まれる銅の含有量。鉱山で採掘される銅鉱石には銅が0.2%~2%含まれますが、選鉱(水と薬品を使って金属成分を分離する作業)により銅の含有量を20%~40%程度に高めたものを銅精鉱と呼びます。
  6.  

 

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