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2012年10月12日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、トルコ共和国法人Turkiye Is Bankasi A.S.(総資産規模でトルコ第1位の民間金融機関、以下「イシュバンク」)との間で、トルコにおける再生可能エネルギー及び気候変動緩和セクター(以下「再生可能エネルギー等」)、並びにトルコ及び周辺国(中東、中央アジア、北アフリカ等)向け本邦機器の輸出支援・ビジネス拡大に係る候補案件の情報交換等を目的とした覚書を締結しました。
- JBICは、2012年10月5日、イシュバンクとの間で、日本からの再生可能エネルギー等関連機器購入のための輸出クレジットライン*1、並びにトルコ及び周辺国の地場企業がインフラ整備に伴う建設機械等の本邦機器を購入するための輸出クレジットライン設定のための一般協定(以上を総称し、以下「本輸出クレジットライン」)をそれぞれ締結しました*2。本覚書では、本輸出クレジットラインの活用が想定される候補案件の情報交換を相互に行うこと等を取り決めており、日本企業の輸出ビジネス拡大に資することが期待されます。
- 近年、トルコ政府による再生可能エネルギー等への取組みや、日本企業によるトルコ企業との協働を通じたトルコ及び周辺国への日本企業による輸出ビジネスの拡大に期待が高まっており、これらに対するJBICが果たす役割への期待も寄せられています。こうした中、JBICがイシュバンクとの間で本覚書に基づき緊密な協力・連携関係の強化を図ることにより、トルコ及び周辺国での日本企業のビジネス展開及び本輸出クレジットラインの活用に寄与することが期待されます。
- JBICは、今後もこうした地場金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のトルコ及び周辺国向けビジネスの拡大を金融面から支援していく所存です。
注釈
- *1 輸出クレジットラインは、輸出金融の一形態であり、日本からの設備等の輸出を促進するため、あらかじめ一定金額の融資枠を設けておくものです。
- *2 2012年10月9日付プレスリリース及び2012年10月9日付プレスリリースをご参照下さい。