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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社りそな銀行が出資するインドネシア共和国法人P.T. Bank Resona Perdania(以下「BRP」)との間で、中堅・中小企業の海外事業展開支援を企図した投資クレジットライン(投資金融に基づく融資枠)設定に係る貸付契約を締結しました。本クレジットラインの設定枠は13百万米ドル限度です。
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本件は、日本の中堅・中小企業が出資するインドネシア現地法人が行う事業に必要な資金を対象としたクレジットラインをBRPに設定し、BRPを通じて、これら現地法人に対し、中長期資金を融資するものです。
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近年、インドネシアでは、著しい経済成長を背景に、日本企業の進出が加速し、中堅・中小企業の投資意欲も高まりつつあります*2。これに伴い、同国における日本の中堅・中小企業が行う事業向けの長期資金需要も高まってきています。こうした中、JBICは、日本の中堅・中小企業との幅広い取引関係を有するBRPと連携し、中長期の米ドル建て資金をBRPに提供することで、これら中堅・中小企業のインドネシアでの事業展開を適切且つ迅速に支援することを企図しています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 JBICの「2013年度 海外直接投資アンケート結果」においても、インドネシアは、中期的(今後3年程度)有望事業展開先国・地域として2012年度の第3位から第1位に順位をあげています。詳細は、2013年11月29日付プレスリリースをご参照下さい。