- 地域: 大洋州
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2014年3月18日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行(以下「MHBK」)との間で、株式会社マルハニチロ水産(以下「MN水産」)によるオーストラリア連邦(以下「豪州」)法人Austral Fisheries Pty Ltd.(以下「AF社」)の株式取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがMHBKとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、MHBKを通じて融資を行うものです。
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AF社は、豪州政府や「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)」により管理されている海域にて国際認証を取得し、メロ、コオリカマス等の白身魚の漁業権を保有すると共に、豪州北部でのえび漁業、インド洋での漁業、魚介類の輸入販売等を行っている会社です。MN水産は、世界的に水産資源アクセスの確保が困難になっている中、今次株式取得により両社の漁業権を併せて水産資源アクセスを強化すること等を通じ、マルハニチログループの海外市場における基盤拡大を企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。