- 地域: ヨーロッパ
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2014年3月25日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、24日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行(以下「各民間金融機関」)との間で、株式会社LIXIL(以下「LIXIL」)の特別目的会社を通じたルクセンブルク大公国法人GROHE Group S.à r.l.(以下「GROHE」)の株式取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。(株式取得総額約2,935百万ユーロ*2に対し、JBIC融資承諾額231百万ユーロ限度)。
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GROHEは、ドイツを中心に欧州で最大規模を誇る水栓金具製造・販売のリーディングカンパニーであり、現在同社の製品は欧州を中心に、世界約130か国以上で販売されています。LIXILグループは、今回の共同投資による株式取得によりGROHEの株式を87.5%取得することで、サニタリー製品業界における先進地域である欧州で強力なプレゼンスを有するGROHE社のネットワークを駆使し、世界規模での成長・拡大に向けグローバル展開を強化することを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 LIXILがGROHEから引き継ぐ負債も含めた総額です。