- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2014年3月31日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、28日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT SURYA ARTHA NUSANTARA FINANCE(以下「SANF」)との間で、融資金額40百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行(幹事行)、香港上海銀行東京支店及び三井住友信託銀行株式会社との協調融資であり、協調融資総額は80百万米ドルです。
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本件は、インドネシアの財閥であるPT Astra International Tbk傘下の投資会社のPT Sedaya Multi Investama が60%、丸紅株式会社が35%、PT Marubeni Indonesiaが5%出資するSANFが行うインドネシアにおける建設機械のリース・販売金融事業に必要な資金を融資するものです。
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インドネシアの建機市場は、近年、鉱業セクターにおける需要の落ち込みはあるものの建設業及び農業セクターにおける需要の伸びが見込める中、同国において高いプレゼンスを有している日本企業にとって引き続き重要な市場となっています。本融資は、こうした中、日系建機メーカーの取り扱いが8割を超えるSANFへの融資を通じて日系建機メーカーのインドネシアにおける拡販を下支えし、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。