- 地域: ヨーロッパ
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年4月2日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほコーポレート銀行(以下「MHCB」)、農林中央金庫(以下「農林中金」)との間で、株式会社電通(以下「電通」)による英国法人Aegis Group plc(以下「Aegis社」)の買収資金の一部に係る融資契約を締結しました。
- 本件は、JBICがMHCBと農林中金との間で夫々締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各金融機関を通じて、電通によるAegis社買収資金の一部(買収総額約31億ポンド、うちJBIC融資承諾額計4億米ドル限度)を融資するものです。
- これらのクレジットラインの活用等により、電通は、欧州を中心に世界各国に拠点を持つ大手広告代理店であるAegis社を電通の100%子会社化することで、グローバルなサービス提供体制の整備を行い、海外市場における広告事業の拡充を企図しています。
- 本融資は、本クレジットラインの下、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関経由で迅速且つ機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
- JBICは今後とも、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。