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2013年5月15日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、広島県東広島市の中小企業である株式会社サタケ(代表取締役:佐竹 利子、以下「サタケ」)のブラジル連邦共和国法人SATAKE AMERICA LATINA LTDA.(以下「SAL」)との間で、融資金額70万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、ブラジル三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は100万米ドルです。
- 本件は、SALが実施する穀物加工機械の製造・販売事業の拡張に必要な資金を融資するものであり、製造された穀物加工機械は、ブラジル国内及び周辺諸国へ販売されます。
- サタケは、1896年の創業以来、穀物加工機械の製造・販売を手掛けており、1999年にはブラジルにSALを設立し、同国内及び周辺諸国向けの穀物加工機械の製造・販売を開始しました。ブラジルをはじめとする南米諸国の堅調な経済成長に伴い、今後も穀物加工機械の市場拡大が見込まれる中、サタケはSALを通じた南米地域における穀物加工機械事業の拡大を企図しています。本融資は、サタケの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
- JBICは、今後も様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。