- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年6月11日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社ジーテクト(以下「ジーテクト」)の100%出資子会社であるインドネシア法人PT. G-TEKT Indonesia Manufacturing (以下「G-TIM」)との間で、融資金額18百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は31.5百万米ドルです。
- 本件は、G-TIMがジャカルタ近郊のブキット・インダー工業団地にて行う自動車部品等の製造・販売事業に必要な設備の購入等に資金を融資するものです。
- ジーテクトは、旧菊池プレス工業株式会社及び旧高尾金属工業株式会社が2011年4月に合併して設立された企業であり、これまで60年以上に亘り車体部品及びトランスミッション部品を中心とした自動車用の部品の製造・販売を行なっています。近年の日本の自動車完成車メーカーの海外生産拠点能力の増強に伴い、ジーテクトは、当該企業への機動的な部品供給体制を確立すべく、広く海外に進出しています。
- インドネシアは、堅調な経済成長に伴い、今後も自動車市場の拡大が見込まれており、日本の自動車完成車メーカーも相次いで生産能力増強を図っています。こうした中、ジーテクトは今回生産拠点10カ国目となるG-TIMを設立し、現地での事業拡大を企図しており、本融資は、このようなジーテクトのインドネシアにおける事業展開への支援を通じて、日本の自動車部品メーカーの国際競争力の維持及び向上にも寄与するものです。
- JBICは、今後も様々な金融手法を活かした案件組成やリスクテイク機能を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。