- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年6月27日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との間で三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」)による米国の航空機用エンジンメーカーPratt&Whitney(以下「P&W社」)傘下の中小型ガスタービン事業を行うPratt&Whitney Power Systems, Inc、Pratt&Whitney Power Systems CIS LLC、Energy Services, Inc、及びTurboden S.r.l.の買収資金の一部に係る融資契約を締結しました。
- 本件は、JBICがBTMUとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、BTMUを通じて、三菱重工によるP&W社の中小型ガスタービン事業買収資金の一部を融資するものです。
- 三菱重工は、これまで大容量の高効率機を中心にガスタービン事業を展開してきました。三菱重工は、本買収により、航空機エンジン転用型の中小型ガスタービンにも事業領域を広げ、製品ラインナップを強化し、より多様な顧客ニーズに的確に対応することで、ガスタービンの世界シェアの早期拡大を企図しています。
- 本融資は、本クレジットラインの下、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関経由で迅速且つ機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
- JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。