- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年7月24日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、今般、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、田辺三菱製薬株式会社(以下「田辺三菱製薬」)のインドネシア共和国法人PT. TANABE INDONESIA (以下「TI」)との間で貸付契約を締結しました*2。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
- 本件は、インドネシア共和国・西ジャワ州のバンドン市の工場において、TIが実施する医薬品の新製剤棟の建設及びその関連製造設備の更新に必要な資金をインドネシア・ルピア及び米ドル建てで融資するものです。
- インドネシアは、堅調な経済成長に伴い、今後も医薬品の需要増加が見込まれています。田辺三菱製薬は、重要な製造・販売拠点であるTIの生産能力強化を行うことにより、インドネシアを中心に拡大する東南アジアの医薬品需要に対応することを企図しています。本融資は、こうした日本企業の海外事業展開を現地通貨建て融資も活用して支援するものであり、日本の医薬品メーカーの国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
- JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 本融資の貸付契約は2013年7月12日で締結済みでしたが、本プロジェクトに係る諸手続が完了したことから、本日、プレスリリースを行ったものです。