- 地域: アジア
- その他
2013年7月25日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)及びマレーシア法人1Malaysia Development Berhad(以下「1MDB」)は、本日、マレーシア・クアラルンプールにおいて、同国訪問中の安倍内閣総理大臣及びナジブ・ラザク・マレーシア首相ご臨席の下、1MDBによるJBIC保証付きサムライ債*1発行に向けた協議を開始する旨などを骨子とする覚書を締結しました。
- 1MDBは、マレーシアの長期的な経済安定成長と対内外国投資の促進を主目的とした政府系投資会社であり、2010年にマレーシア政府が発表した経済変革プログラム(2020年までの先進国入りに向けたロードマップ)の優先プロジェクトの1つである国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」においてマスターデベロッパーに指名されるなど、先進国入りを目指す同国において政策的に重要な役割を担っています。
- JBICは、本覚書に基づき、サムライ債発行支援ファシリティ(GATE)*2の下、1MDBが発行を目指すサムライ債への保証供与に関する協議を開始することとしています。1MDBが発行を目指すサムライ債は、実現すれば、マレーシアの発行体が行う初めてのJBIC保証付きのサムライ債発行となるところ、新たな発行体のサムライ債市場への呼び込みを通じ、更なるサムライ債市場の活性化に貢献することが期待されます。
注釈
- *1 サムライ債は、海外の国や企業といった外国の発行体が日本国内市場で発行する円建て債券のことです。
- *2 2010年4月15日付プレスリリースをご参照下さい。