日本企業による中国での自動車部品等製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として中堅・中小企業による海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：奥田 碩）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社昭芝製作所（本社：東京都、代表取締役会長：三原　佑介、以下「昭芝」）との間で、融資金額合計40百万円（JBIC分）の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資によるものです。
    
2. 本件は、昭芝の100%出資子会社である中華人民共和国法人昭芝汽車部件（呉江）有限公司(以下「昭芝呉江」）が行う自動車用プレス部品（エアバッグケース、シートフレーム等）の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
    
3. 昭芝は、成長著しい中国の自動車市場における旺盛な需要を取り込むべく、2009年に昭芝呉江を設立して、現地の日系及び地場の自動車関連企業に納入しています。中国の堅調な経済成長を背景に、自動車部品の需要拡大が見込まれる中、昭芝は、昭芝呉江の生産規模を拡大し、中国における自動車部品の製造・販売事業の更なる拡大を企図しています。本融資は、昭芝の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
    
4. JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中国等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を支援していきます。

注釈

1. *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。