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2013年8月30日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、三進化学工業株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:平沼 浩行、以下「三進化学」)のベトナム社会主義共和国法人SANSHIN CHEMICAL INDUSTRY VIETNAM COMPANY LIMITED(以下「SCIV」)との間で、融資金額300千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西アーバン銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は434千米ドル相当です。
- 三進化学は、1957年創業の射出成形部品及び金型の製造・販売事業を行う中小企業であり、近年では、射出成形加工の技術を活かして、主に大手電機・機械・自動車メーカー向けの合成樹脂部品を手掛けています。2010年6月、初の海外製造拠点としてSCIVを設立し、経済成長著しいベトナムにおいて、日本で培った合成樹脂の加工技術を活用することで高品質の製品供給を実現し、現地での市場シェア拡大を企図しています。
- 本件は、三進化学の100%出資子会社であるSCIVが実施する射出成形部品及び金型の製造設備の増設に必要な資金を融資するものであり、こうした三進化学のベトナムにおける事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
- JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。