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2013年9月4日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、古山精機株式会社(本社:静岡県、代表取締役社長:古山雅都、以下「古山精機」)のインドネシア共和国法人PT. KOYAMA INDONESIA (以下「KI」)との間で、融資金額5,000百万インドネシア・ルピア(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は浜松信用金庫との初の協調融資によるもので、協調融資総額は約100百万円相当です。
- 本件は、KIがインドネシアにおいて二輪及び四輪自動車用精密部品の製造・販売事業を行うために必要となる資金をインドネシア・ルピア建てで融資するものであり、製造部品はインドネシア国内の日系自動車メーカーに供給されます。中小企業向けのインドネシア・ルピア建て融資は、JBICにとって初の取組みになります。
- 古山精機は、二輪車・四輪車等、輸送用機器向け部品の製造を手掛けており、主要取引先のニーズに応えるべく2002年にインドネシアにおいてKIを設立しました。インドネシアは、堅調な経済成長によって中間層の拡大が続いており、中期的に二輪車と四輪車需要の更なる拡大が見込まれています。こうした状況下、KIは本件を通じて、現地で高いシェアを持つ日系二輪・四輪自動車メーカーの増産及び現地調達化の促進に対応することを企図しており、本融資は、こうした日本企業の海外事業展開を現地通貨建て融資による支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
- JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融ツールを活かした案件組成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。