- 地域: 中南米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2013年9月19日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行(以下「MHBK」)及び株式会社三井住友銀行(以下「SMBC」)との間で、沖電気工業株式会社(以下「OKI」)によるブラジル連邦共和国法人(以下「ブラジル法人」)の株式取得資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがMHBK及びSMBCとの間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、MHBK及びSMBCを通じてOKIによるブラジル法人の株式取得資金の一部(JBIC融資承諾分31百万米ドル限度)を融資するものです。
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OKIは、ブラジル第2位のコングロマリットであるITAUグループの自動化機器事業及び保守サービス事業が分社化され、設立されたブラジル法人の株式の一部を取得することで、ブラジルにおけるATM・CDなどの自動化機器事業と保守サービス事業に係る販売網・保守網を確立し、ブラジルでのATM・CD市場でのシェア拡大を企図しています。
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本融資は、本クレジットラインの下、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関経由で迅速且つ機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。