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2013年9月20日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、ウラセ株式会社(本社:福井県、代表取締役社長:森順一、以下「ウラセ」)との間で、融資金額550百万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社福井銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は858百万円です。
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本件は、ウラセがインドネシアにおいて染色加工及び染色加工品販売事業を行なうインドネシア現地法人PT. URASE PRIMA(以下「UP」)を設立するために必要な資金を融資するものです。
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ウラセは、1970年の設立以来、合成繊維で出来た織物の染色加工を主力とした中小企業であり、近年では産業資材分野にも進出しています。今月、初の海外製造拠点としてASEAN内で最大の人口を有し繊維産業の盛んなインドネシアにUPを設立しました。各取引先がアジアを中心に繊維製品の一貫生産体制を強化しているなか、現地ではウラセの得意とする中肉厚地の合成繊維製品の加工を行い、インドネシアを中心としたアジア地域及び中東に供給する予定です。本融資は、ウラセの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に寄与するものです。
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JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、多様な金融ツールを活かした案件組成やリスクテイク機能を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。