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- 投資金融
2013年10月2日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、横浜ゴム株式会社(以下「横浜ゴム」)のフィリピン共和国法人Yokohama Tire Philippines, Inc.(以下「YTPI」)との間で、融資金額60百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は100百万米ドルです。
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本件は、YTPIの乗用車用タイヤ製造工場(フィリピン共和国パンパンガ州クラーク特別経済区)の設備増設に必要な資金を融資するものです。
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横浜ゴムは、1917年の創業以来、タイヤをはじめ、工業用品、スポーツ用品の製造・販売を手掛けており、1996年にはフィリピン共和国にYTPIを設立、北米を中心に乗用車用タイヤを供給しています。北米市場の底堅い購買意欲を背景として、将来的にも堅調な需要が見込まれる中、今般、横浜ゴムはYTPIの設備増設を通じ、北米における乗用車用タイヤの販売拡大を企図しています。本融資は、横浜ゴムの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。