- 地域: 大洋州
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2013年10月11日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、10日、関西電力株式会社(以下「関西電力」)が70%、株式会社商船三井が30%出資するバハマ国法人LNG FUKUROKUJU SHIPPING CORPORATION(以下「FUKUROKUJU」)及びLNG JUROJIN SHIPPING CORPORATION(以下「JUROJIN」)との間で、それぞれ10,754百万円限度(JBIC分)、10,955百万円限度(JBIC分)の貸付契約に調印しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
- 本融資は、FUKUROKUJUが川崎重工業株式会社が新造するLNG船を、またJUROJINが三菱重工業株式会社が新造するLNG船を、それぞれ調達するための資金に充てられ、当該船舶は主に豪州オーストラリア・パシフィック(AP)LNGプロジェクト*1及び豪州イクシスLNGプロジェクト*2で生産されるLNGを関西電力が日本に輸入するために使用される予定です。本件は、近年、発電用燃料としての重要性が高まっている天然ガスの長期安定的な確保に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業が行う重要資源の安定的な確保への取り組みを積極的に支援していきます。
注釈
- *1 AP・LNGプロジェクトは豪州クイーンズランド州ブリスベンの天然ガス(石炭層に存在する非在来型天然ガス:コール・ベット・メタン)をグラッドストーン港でLNG化する事業で、関西電力は同プロジェクトより2016年から20年間に亘り約100万トン/年のLNGを購入予定です。
- *2 JBICは、豪州イクシスLNGプロジェクトにおける日本企業の資源開発を支援しています。詳細については、2012年12月18日付リリース、2012年12月18日付リリース、2012年12月18日付リリース、及び2013年5月27日付リリースをご参照下さい。関西電力は同プロジェクトより2017年から15年間に亘り約80万トン/年のLNGを購入予定です。