タイ王国において日本企業が実施する自動車部品の製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建て融資により支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：奥田　碩）は、10日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、ベンダ工業株式会社（本社：広島県、代表取締役社長：八代　一成、以下「ベンダ工業」）のタイ王国法人BENDA （THAILAND） CO., LTD.（以下「BTC」）との間で、融資金額50百万タイ・バーツ（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
    
2. 本件は、タイ中部のラヨン県に位置するBTCの自動車部品（自動車部品用金属リング等）の製造工場の設立に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。
    
3. ベンダ工業は、自動車部品の製造・販売事業を行なう中小企業で、アジアを中心に、今後も自動車部品の需要拡大が見込まれる中、主要取引先のニーズに応えるべく、本年、タイにおいてBTCを設立し、タイでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたベンダ工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、多様な金融ツールを活かした案件組成やリスクテイク機能を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。 

注釈

1. *1  2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。