タイ王国において日本企業が実施する自動車部品の製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建て融資により支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、千代田合成株式会社（本社：愛知県、代表取締役社長：伊勢村　昌吾、以下「千代田合成」）のタイ王国（以下「タイ」）法人CHIYOTA GOSEI (THAILAND) CO., LTD. (以下「CGT」）との間で、融資金額42百万タイ・バーツ（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、瀬戸信用金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は約60百万タイ・バーツです。
    
2. 本件は、CGTがタイ中部のラヨーン県で行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。
    
3. 千代田合成は、自動車部品等の製造･販売を行う中小企業で、2012年11月、タイにCGTを設立しました。タイでは、経済成長等を背景に、今後も、自動車部品等の需要拡大が見込まれる中、千代田合成は、主要取引先のニーズに応えるべく、タイでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうした千代田合成の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。