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2015年1月28日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、新生化学工業株式会社(本社:滋賀県、代表取締役社長:宮田 陽一、以下「新生化学工業」)のタイ王国(以下「タイ」)法人SHINSEI MOLDING CO., LTD.(以下「SMCL」)との間で、融資金額55百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社滋賀銀行との協調融資によるもので協調融資総額は80百万タイ・バーツです。
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本件は、タイ中部のチョンブリー県に位置するSMCLのプラスチック射出成形品*2の製造工場拡張及び設備増設に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。
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新生化学工業は、1965年設立の中小企業で、電池用ガスケット(乾電池内の絶縁・密封部分)等のプラスチック射出成形品の製造・販売事業を手掛けており、2007年にSMCLを設立しました。タイにおいては経済成長等を背景に、今後も自動車関連のプラスチック射出成形品等の需要拡大が見込まれる中、今般、新生化学工業はSMCLの工場拡張及び設備増設を通じたタイでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうした新生化学工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 射出成形品とは、高温で溶かしたプラスチック原料を金型に射出注入し、冷却して成型する手法(射出成形法)によって生産される製品のことです。