ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する飴菓子の製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社鈴木栄光堂（本社：岐阜県、代表取締役社長：鈴木　伝、以下「鈴木栄光堂」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人EIKODO VIETNAM COMPANY, LIMITED（以下「EKD」）との間で、融資金額1,750千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社十六銀行、株式会社大垣共立銀行及び株式会社滋賀銀行等との協調融資によるものです。
    
2. 本件は、鈴木栄光堂の完全子会社であるEKDが行う、飴菓子の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
    
3. 鈴木栄光堂は、1877年に創業したおまけ付飴菓子「ゼリコ」で知られる老舗中小企業であり、菓子類（キャンディー、チョコレート及びゼリー等）の卸売業を主体としながら、大手菓子メーカー認可のもと商品企画・製造、OEM受注などを手掛けており、とりわけアミューズメント施設及び遊園地向け商品（プライズゲーム用景品等）については、業界トップとされる実績を有しています。また、2011年には中華人民共和国にも進出しています。
    
4. 経済成長に伴う内需の拡大が期待されるベトナムを含むASEAN諸国では、飴菓子等の嗜好品市場のより一層の成長が期待されています。今般、鈴木栄光堂はベトナムでEKDを設立することより、更なる市場シェア拡大を企図しています。本融資は、こうした鈴木栄光堂の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。