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2015年2月27日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、26日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行(以下「MHBK」)との間で、フタムラ化学株式会社(以下「フタムラ」)によるマレーシア法人Scientex Great Wall Sdn. Bhd.(以下「SGW社」)の株式取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがMHBKとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、MHBKを通じて融資を行うものです(株式取得総額40百万マレーシア・リンギット*2に対し、JBIC融資承諾額8,820千米ドル限度)。
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フタムラはプラスチックフィルム等の製造・販売事業を行っており、食品包装用のフィルムに強みを有する中堅企業です。フタムラはSGW社の株式取得及びSGW社の親会社であるScientex Packaging Film Sdn. Bhd.との戦略的業務提携を通じて、SGW社の製造能力の活用及び販売網を活用したフタムラ製品の販売等、食品包装用のフィルムのマーケット拡大が予想される東南アジアにおける積極的な事業展開を企図しております。
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本融資は、中堅・中小企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、中堅・中小企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、中堅・中小企業を含む日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 約13,180千米ドル相当です。