- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2015年3月9日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社及び農林中央金庫の各民間金融機関との間で、味の素株式会社(以下「味の素社」)による米国法人Windsor Quality Holdings, LP(以下「ウィンザー社」)の買収に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。
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ウィンザー社は全米に7つの生産拠点を有する冷凍食品の製造・販売会社です。米国冷凍食品市場において取扱い店舗数約8万店と幅広い流通ネットワークを持ち、外食向けでも取扱いレストラン数約12万店と強固な営業基盤を有するほか、アジア食*2では北米トップシェアを誇ります。味の素社は本買収により、ウィンザー社の販売網を活かし、北米冷凍食品市場の中でも成長分野である日本食・アジア食市場での販売基盤強化を図ることで、同市場でのシェア拡大及びグローバル成長の推進を企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 中国食、韓国食、タイ食、インド食を含む。