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2015年3月31日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、広島アルミニウム工業株式会社(本社:広島県、代表取締役社長:田島 文治、以下「広島アルミ」)との間で、融資金額7百万米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
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本件は、広島アルミがタイ王国(以下「タイ」)法人HAL ALUMINUM (THAILAND) CO., LTD.(以下「HALT」)を設立し、自動車部品(アルミニウム鋳物製品)の製造・販売を行うために必要な資金を、広島アルミに対して融資するものです*2。
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広島アルミは、1921年の創業以来、自動車用のアルミニウム鋳物製品等の製造・販売を行う中堅企業です。ASEANでは、2002年にベトナムに現地法人を設立し、大手自動車メーカーに自動車部品を納入してきましたが、タイにおける主要取引先のニーズ拡大に応えるべく、広島アルミは新たな生産拠点としてHALTを設立し、今後成長が期待されるタイでの市場シェアの取り込みを企図しています。本融資は、こうした広島アルミの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 なお、本行は2014年6月にも広島アルミと同様の融資契約を締結しました。詳しくは2014年6月30日付プレスリリースをご参照ください。