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2015年3月31日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社東研サーモテック(本社:大阪府、代表取締役社長:川嵜 修、以下「東研サーモテック」)との間で、融資金額7,000千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約10,000千米ドル相当です。
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本件は、東研サーモテックの子会社であるメキシコ合衆国(以下「メキシコ」)法人TOHKEN THERMO MEXICANA, S.A. DE C.V.(以下「TTM」)において実施する金属熱処理加工事業に必要な資金を融資するものであり、第2工場の建設に充てられるものです。
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東研サーモテックは、自動車部品を中心とした金属材料の熱処理加工を行う中小企業であり、同業界のパイオニアとして、有数の企業規模、技術力を誇ります。近年、自動車関連部品メーカー各社の海外展開が進む中、東研サーモテックとしても積極的なグローバル化を推進しており、1995年のタイ王国への進出を皮切りに、1996年にマレーシア、2011年に中華人民共和国、2013年にはメキシコと相次ぎ現地法人を設立し、生産拠点を設けています。
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メキシコにおいては、日系の自動車メーカーの北米及び中南米市場向け輸出拠点としての重要性が高まる中、日系自動車部品メーカーからの熱処理加工に対する需要が拡大しています。このような状況下、東研サーモテックは、第2工場を建設し、北米及び中南米市場における熱処理加工分野の市場シェア拡大を企図しています。本融資は、こうした東研サーモテックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、メキシコ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。