- 地域: 中東
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- 輸出金融
2014年4月2日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、今般、トルコ共和国(以下「トルコ」)法人Yapi Kredi Bankasi A.S.(以下「ヤピクレディ」)との間で、2012年11月に設定した再生可能エネルギー及び気候変動緩和セクター(以下「再生可能エネルギー等」)を対象とした輸出クレジットライン*1の下での初めての案件として、融資金額約16.7百万米ドル(JBIC分)を限度とする個別貸付契約を締結しました*2。本件は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、株式会社三菱東京UFJ銀行の融資部分に対しては、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による貿易代金貸付保険が付保されます。協調融資総額は約27.8百万米ドルです。
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本件は、トルコ法人Zorlu Jeotermal Enerji Elektrik Uretimi A.S.(以下「Zorlu Energy」)が同国イズミール地区における地熱発電所を建設するに際し、株式会社東芝から地熱発電プラント関連設備を購入するために必要な資金を、ヤピクレディを通じてZorlu Energyに融資するものです。
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トルコ政府は、エネルギー政策の一環として、2023年には総発電量に占める再生可能エネルギーの割合を30%にする目標を掲げており、今後も地熱発電をはじめとする再生可能エネルギー等に関連するプロジェクトが多く見込まれているところ、JBICが本融資により日本企業による地熱発電プラント関連設備の輸出を支援することは、トルコにおける再生可能エネルギー等分野における日本企業のビジネス機会の創出に繋がり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、海外の地場金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のトルコ向けビジネスの拡大を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2012年11月19日付プレスリリースをご参照下さい。
- *2 2014年3月31日に個別貸付契約を締結しました。