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英国における都市間高速鉄道計画に対するプロジェクトファイナンス
海外展開支援融資ファシリティーの一環として、日本企業による海外における鉄道事業への参画をポンド建て融資により支援

  • 地域: ヨーロッパ
  • インフラ
  • 投資金融
  • プロジェクトファイナンス

2014年4月16日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、15日(現地時間)、「海外展開支援融資ファシリティー」*1の一環として、株式会社日立製作所(以下「日立」)が出資する英国法人アジリティ・トレインズ・イースト社(Agility Trains East Limited、以下「ATEL」)との間で、英国都市間高速鉄道計画(以下「同計画」)のうち、East Coast Main Lineを対象として、融資額約8.6億ポンド(JBIC分)を限度とするプロジェクトファイナンス*2による貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社、ソシエテジェネラル銀行、クレディ・アグリコル銀行、ロイズ銀行、香港上海銀行の民間金融機関及び欧州投資銀行(EIB)との協調融資(協調融資総額約20億ポンド)であり、民間金融機関融資分の一部に対しては、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による海外事業資金貸付保険が付保されます。
     
  2. 本件は、日立が世界的に公共インフラ投資等を手掛ける英国法人John Laing Investments Limitedと共に設立したATELが、車両調達及び当該車両保守のため車両基地の整備を行い、East Coast Main Lineの鉄道運行事業者に対し、約30年間に亘り、当該車両をリースすると共に保守サービスを提供するための事業に必要な資金をポンド建てで融資するものです。なお、JBICは2012年7月*3に同計画のGreat Western Main Lineを対象にしたフェーズ1をプロジェクトファイナンスにより支援しています。
     
  3. 本融資は、民間資金活用による社会資本整備を積極的に進めてきた英国において、日立の鉄道事業への参画をポンド建て長期資金により支援することを通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献すると共に、今後も車両更新需要の拡大が見込まれる英国において、日本企業にとってのビジネス機会の創出に貢献するものです。また、JBICが、英国政府の最重要プロジェクトの1つと位置付けられている同計画に対して、フェーズ1と一体的に支援する本融資は、日本と英国の経済関係強化に貢献することも期待されます。
     
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
  1. *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。
  2. *2 プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュ・フローに限定し、プロジェクトの現地資産等のみを担保として徴求する融資スキームのことです。
  3. *3 2012年7月25日付プレスリリースをご参照下さい。

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