- 地域: アジア
- その他
2014年4月30日
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、28日、株式会社三菱東京UFJ銀行とインドネシア共和国(以下「インドネシア」)の地場金融機関であるPT Bank CIMB Niaga Tbkとの間で、両行間の通貨スワップにJBICが保証を供与するスキームを活用することによる、日系企業が取り組む事業に対するインドネシア・ルピア(以下「ルピア」)資金の供給に向けた協議を進める旨を骨子とする覚書を締結しました。
-
日本とインドネシアは、2013年5月の日-ASEAN財務大臣・中央銀行総裁会議において、両国間の経済・金融協力関係を更に進展させるため、両国間の金融協力の取り組みを強化する方針を確認しています。インドネシアが、堅調な経済成長を背景に投資先国として注目を集める中*1、本件は、日系企業に対するルピアの供給源の多様化に寄与するものであり、こうした取り組み強化の一環として実施するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本とインドネシア及びASEAN諸国との経済・金融協力関係の強化や、インドネシア等の成長市場における日本企業の海外事業展開支援につながる取組みを推進していきます。
注釈
- *1 インドネシアは、当行JBICが2013年に実施した「海外直接投資アンケート」においても、日本企業にとって、最も有望な投資先国として選ばれる等、日系日本企業にとって重要な投資先です。最近では、旺盛な国内需要の伸び等により、ルピア建資金の調達ニーズが高まっています。