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2014年5月30日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、エンケイ株式会社(本社:静岡県、代表取締役社長:鈴木 順一、以下「エンケイ」)と2,716千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は3,900千米ドル相当です。
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本件は、エンケイの子会社であるフィリピン共和国法人Enkei Philippines, Inc. (EKP)が行う自動車部品(アルミホイール)の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです*2。
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エンケイは日本で初めてアルミホイールの製造に成功した企業であり、独立系企業として各二輪・四輪自動車メーカーに純正アルミホイールを提供しています。現在では海外に15の現地法人を持ち、主に日系の自動車メーカーの現地工場に製品を供給しています。アジアでは経済発展による中間層の拡大により、二輪・四輪自動車の需要は堅調であり、これに対応するため自動車メーカーも現地での生産を拡大している中、EKPはフィリピン国内市場を中心に製品を供給しています。本融資はこうしたエンケイの海外事業展開の支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、ASEAN等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 JBICは2014年4月22日にもエンケイがアジア各国において実施する自動車部品製造・販売事業に対して融資をしております。詳しくは2014年4月22日付プレスリリースをご参照下さい。