ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する住宅用金属部品の製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業による海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、カツデンアーキテック株式会社（本社：東京都、代表取締役社長：坂田　清茂、以下「カツデンアーキテック」）との間で融資金額70百万円（JBIC分）の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社群馬銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は1百万米ドルです。
    
2. 本件は、カツデンアーキテックが子会社であるベトナム社会主義共和国法人KATZDEN ARCHITEC VIETNAM CO.,LTD. （以下「KDAT VNM」）を設立し、住宅用金属部品の製造・販売事業を行うために必要な資金の内、出資金相当を融資するものです。
    
3. カツデンアーキテックは、階段製品、住宅関連製品等の住宅用金属部品の製造・販売を手掛ける中小企業であり、新興国の経済成長を背景に住宅用金属部品の需要拡大が見込まれる中、ベトナムに進出して2014年6月にKDAT VNMを設立し、ベトナムを拠点にASEAN等新興国での事業拡大を企図しています。本融資は、KDAT VNMの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。