- 地域: 中南米
- 資源
- インフラ
2014年8月4日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、1日(ブラジル時間)、安倍内閣総理大臣のブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)訪問の機会を捉え、世界有数の資源メジャーであるブラジル法人Vale S. A.(以下「VALE」)との間で、業務協力のための覚書を締結しました。同覚書は、安倍内閣総理大臣及びルセーフ大統領のご臨席の下、締結が確認されると共に交換されました。
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本覚書は、2013年7月*1締結済みの業務協力のための覚書を発展させたもので、日本の鉱物資源の確保並びに安定供給及び日本企業による鉱山関連機器の輸出に資するプロジェクトの実現に向けた協議を通じた業務協力を骨子としています。
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近年、鉄鉱石や原料炭資源の開発、関連インフラ整備事業への投資プロジェクトが大型化している等の理由で、長期資金へのニーズが高まっています。日本企業がこれらのプロジェクトに参画する事業機会も今後、拡大・多様化していくことが期待される中、JBICは、本覚書の締結を通じ、VALEとの間で鉄鉱石、石炭及び非鉄金属を含む鉱物資源の開発・操業プロジェクト等に関する協議を深め、VALEとのこれまでの緊密な協力・連携関係のより一層の強化を図ることで、日本企業による鉱物資源の確保及び安定供給並びに日本企業による鉱山関連機器の輸出機会の創出に貢献することを企図しています。VALEは、良質な鉄鉱石をはじめとする鉱物資源の世界有数のサプライヤーであり、長年に亘り日本企業と良好な関係を構築してきました。JBICはVALEに対し、これまで複数の融資を行った実績があり、また、定期的に意見交換及び協議を実施してきています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、鉱物資源関連プロジェクトにおいて、VALEをはじめとする重要なパートナーとの緊密な協力関係を通じて、日本企業による鉱物資源の開発・取得及び関連機器の輸出を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年7月17日のプレスリリースをご参照下さい。