ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する工業団地の建設・運営事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、ユニカホールディングス株式会社（本社：東京都、代表取締役社長：安見　義矩、以下「ユニカHD」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人VIETNAM JAPAN TECHNOLOGY PARK COMPANY LIMITED（以下「VIE-PAN」）との間で、融資金額1,400千米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、西武信用金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は2,008千米ドル相当です。
    
2. 本件は、VIE－PANがベトナムのホーチミン市において、主に日系の中堅・中小企業者を対象とした工場団地の建設・運営事業に必要な資金を融資するものです。
    
3. ユニカHDは、各種電動ドリル用先端刃先工具及び建設用ファスニング工具の製造・販売を行うユニカ株式会社を傘下に持つ中小企業で、ベトナムにおいては1996年から子会社を通じて工業団地の運営を行っています。今後もベトナムに進出する中堅・中小企業の増加が見込まれる中、こうした中堅・中小企業のニーズに応えるべく、ユニカHDは子会社を通じて、ホーチミン市人民委員会の傘下の企業であるHIEP PHUOC INDUSTRIAL PARK JOINT STOCK COMPANY と合弁で2013年9月にVIE-PANを設立し、ベトナムでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたユニカHDの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。