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2014年8月29日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、豫洲短板産業株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:森 晋吾、以下「豫洲短板」)との間で、融資金額1,750千米ドル(JBIC分)の貸付契約を、また日鋼ステンレス株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:河内山 信介、以下「日鋼ステンレス」)との間で、融資金額計2,000千米ドル(JBIC分)の貸付契約2件を、それぞれ締結しました。本融資はいずれも、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものです。
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本件は、豫洲短板及び日鋼ステンレスがベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)において合弁会社V-STAINLESS STEEL CO.,LTD. (以下、「VSS」)を設立し、ステンレス及び特殊鋼の切断加工・販売事業を実施するために必要な資金を豫洲短板及び日鋼ステンレスに対してそれぞれ融資するものです。
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豫洲短板はステンレス鋼材の加工・販売を行う中小企業であり、日鋼ステンレスは、工場や大規模プラント設備に設置される配管に使用される、ステンレス鋼管の加工・販売を行う中小企業です。経済成長に伴う裾野産業の広がりを背景に、引き続き活発な設備投資が見込まれるベトナム市場の成長性を見据え、両社は今般、VSSを通じてステンレス及び特殊鋼の切断加工・販売事業を展開し、現地日系企業及び地場企業に各種ステンレス鋼管を納入することを企図しています。本融資は、こうした豫洲短板及び日鋼ステンレスの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。