- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2014年9月1日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱東京UFJ銀行の各民間金融機関(以下「各民間金融機関」)との間で、住友ベークライト株式会社(以下「住友ベークライト」)による米国法人Vaupell Holdings, Inc.(以下「Vaupell」)の株式取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間で夫々締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。(買収総額265百万米ドルに対し、JBIC融資承諾額計110百万米ドル限度)。
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Vaupellは、航空機内装部品事業において世界で初めてプラスチック部品をBoeing社に納入した実績を持ち、また医療機器事業においては世界の主要な医療機器プレーヤーにプラスチック部品を納入している企業です。住友ベークライトは本買収を通じ、これまで高機能プラスチック事業で蓄積した技術を活かせる分野として本格参入の機会を窺っていた航空機内装部品事業への進出を果たすとともに、30余年に亘り築き上げてきた外科・内科手術における各種の医療機器事業の本格的な海外展開を企図しております。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。