会合の様子
株式会社国際協力銀行(JBIC)は、2020年2月18日、メキシコシティーにて、メキシコ合衆国(メキシコ)政府との間で第8回政策対話年次会合を開催しました。
本件は、2011年2月22日にJBICがメキシコ大蔵公債省等との間で締結した定期協議会の枠組みに係る覚書*1に基づく8回目の年次会合となります。
今回の会合では、JBICからは、総裁 前田、常務取締役 黒石、インフラ・環境ファイナンス部門長 谷本、米州地域統括 稲葉、大阪支店長 牛田他の出席、メキシコ政府からは、大蔵公債省エレーラ大臣、経済省マルケス大臣他の出席のもと、インフラ分野、日本企業の対メキシコ投資促進、エネルギー分野における協力の在り方につき協議しました。
会合においては、メキシコ政府策定の国家インフラ計画の考え方や昨年末に修正合意を迎えた米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の内容、メキシコ連邦電力委員会(CFE)やメキシコ石油公社(PEMEX)の投資計画につき紹介があり、それらを踏まえたJBICとメキシコの今後の協力可能性について議論を行いました。
議論のなかで、USMCAの発効に際しては、民間企業への運用の詳細に関する情報共有が重要である点、航空産業やデジタル分野を含め、メキシコにおける産業の多角化に向けた協力の可能性が大きい点、メキシコ南部および中米北部地域におけるインフラ開発に関して他国とともに協力していく旨、メキシコ側と確認しました。
JBICは、今回の年次会合を踏まえ、今後もメキシコの産業発展へ貢献するとともに、日本企業の新規ビジネス機会の拡大を支援すべく、引き続きメキシコの関係省庁および政府機関等との間で具体的なプロジェクトの形成・推進に向けた協議を進めていきます。
注釈
- *1
詳細については2011年2月23日付プレスリリースをご参照下さい。