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2019年度 海外投資セミナー(東京・名古屋)

 東京大学大学院経済学研究科特任教授
半田純一氏

 JBIC調査部第1ユニット長
春日剛

 会場風景

株式会社国際協力銀行(JBIC)は2019年12月3日(火曜日)に東京で、12月4日(水曜日)に名古屋で、「海外投資セミナー~わが国製造業企業の海外事業展開~」を開催しました。本セミナーでは、「海外事業展開調査」の今年度の調査結果について、東京ではJBIC調査部 第1ユニット長 春日剛より、名古屋ではJBIC調査部 第1ユニット調査役 池永あずさ及び同ユニット係員 本吉千紘より報告を行った後、東京大学大学院経済学研究科特任教授 半田純一氏より、「イノベーションはいったいどんな人々がどのように起こすのだろう―企業からの視点」について講演を行って頂きました。当日は東京では約80名、名古屋では約40名の方にご参加いただきました。

本セミナーでは、はじめにJBIC調査部より「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告(2019年度海外直接投資アンケート結果)」について報告しました。事業実績評価と今後の事業展開の調査結果報告では、米中貿易摩擦やブレグジット問題の混迷といった不透明な世界情勢のもと、企業が海外事業展開に慎重な姿勢を示していることを報告しました。また、有望国調査では中国の得票率が大幅に低下した結果インドが首位に浮上し、同時にベトナム、タイをはじめとするアジア各国に再評価の機会がもたらされていることを説明しました。その後、米中摩擦が企業に与える影響について、マイナスの影響が幅広い業種に広がっていることを指摘し、また最後に企業のオープンイノベーションの取り組みについて、海外連携の場として中国の都市が注目を集めている点に触れ、中国が製造拠点としてのみではなく、先進的なものづくりの海外連携拠点として有望視され始めていることを示唆しました。

続いて半田特任教授より、「イノベーションはいったいどんな人々がどのように起こすのだろう-企業からの視点」と題して、起業の分野と比べて研究事例の少ない「社内イノベーション」についてご講演頂きました。講演ではまず、独立した起業家やイノベーター(いわゆるアントレプレナー)と社内イノベーションを主導する人物に共通する資質や、異なる特徴について整理して頂きました。その上で、社内イノベーションのリーダーに必要な資質を特定し、それを備えた人物の採用方法、こうした資質を育成するキャリアパスなどについて、実例(非公開)を念頭に置いた研究成果をご紹介頂きました。また、こうした社内のイノベーションを継続するには、それを保護・支援する上司・役員や経営者などシニアマネジメント(「ガーディアン」と名付けておられました)の存在が極めて重要である、ということが強調されました。質疑応答では、聴講者から「社内イノベーター候補となる人材を採用段階でどのように見極めるか」等、多数の質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

JBICは今後も引き続き、日本企業の海外事業展開に関する様々な情報提供を行っていく予定です。

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